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猫と音楽を愛するおばさんの徒然日記です。 2010年1月16日設置
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恵比寿にある「LIBRAIRIE6/シス書店」の第30回企画~まりの・るうにい 「月街星物園」展に行ってきました。
情報をゲットしたのはツイッターで18日のこと。
10日から26日までなので、あと1週間しかない!行きたい!でも足が痛い(><)と悩んでいたのです。
でも、今日頑張って行ってきました!

恵比寿なので、湘南新宿ラインで1本で行けます。東海道線で乗り換えるにしても品川一カ所ですみます。
画廊は駅から2~3分と聞いたので、頑張ってみよう、と。
なにより、高校生の時からの憧れの画家さんの40年ぶりの個展なのです。
シス書店さんのツイッターでは16時頃まりの・るうにいさんがいらっしゃる予定とあったので、ぜひサインをいただきたいとミーハー根性も手伝って(^^;)

画廊は恵比寿駅西口からホントにすぐのところにありました。
今はなき同潤会アパートのようなツタの絡まる古い建物の3階にありました。


3階に上がる階段はこんなので、すごく急なので健康な足でもコワイです(^^;)
手すりをしっかり握って上がりました。

こんな絵や、


こんな絵が、


並ぶ小さな画廊。
20数点あったでしょうか?
知っている絵がほとんどでしたが、新作もありました。
新作はハガキ大で、販売されていました。
もちろん最終日ですから完売でしたが、ラベルの感じでは私でも買えそうな価格でしたので、欲しかったなあとちょっと残念に思いました。

でも、高校生の時期に出会った「パステル飾画」に出てきた絵が沢山あって、ホンモノを見ることが出来るなんて思わなかったので、本当に嬉しかったです!!
作者のまりの・るうにいさんも私が着いてから30分くらいでいらっしゃって、しっかりサインをしていただきました。
黒いペンを用意していったのですが、書店の方は銀色のペンを用意していて、見返しの黒いページにその細い銀のペンでサインを書いていただきました。
流れるような銀色の線がとても美しく、まりの・るうにいさんらしいなあと思いました。
図々しくも私は、お話も少ししてしまいました。
緊張して、ちょっと慌てながら、どんな風にまりの・るうにいさんの作品に出会って、私の好きなパステル画の原点はまりのさんにあること、や、ご本人にお会いできて嬉しいことなどを早口で話して帰ってきました(^^;)
まりの・るうにいさんはアーティスト気取りのようなところのない、ふんわりおっとりした女性で、肩までのまっすぐな黒い髪に幾筋かの銀色の糸を混じらせたところが素敵でした。
背格好は私と同じくらい(156㎝)で、すこしふくよかでグレーのニットのチュニックに黒いスカートという、本当に飾り気のない、でも品の良い服装で、もしかしたら年齢も私の10個上くらいかな?と思いました。
もっとお年を召していてもおかしくないように思っていたのですが、デビューが早ければおかしくないですよね?
話し方もおっとりしていて、あまり目立たない感じで、静かで不思議なまりのさんの絵そのもののような方でした。



この本にサインしていただきました。
でも、本は、個展に行けないかもと思って京都の本屋さんで通販していたので、そこからあらかじめ購入していたのです(^^;)
昭和54年に出版された本の再編集版で、今回限定300部しか刷られていません。
でも、2,800円ですので展覧会の図録よりちょっとコスト高くらいのお値段です。
ポストカードも買いましたが、1枚150円なので普通ですよね。
小さな本屋さんなのに良心的にやっているのだなあと思います。

まりの・るうにいさんの絵はほとんどパステル画です。
夜空が多く、月や星、天文台や尾を引く彗星などが描かれています。
色づかいが綺麗で、割とペッタリ書いてある感じですが、重くなくステンドグラスのように透明で、静謐なたたずまいです。
風景や静物ではなく、不思議な空想の世界が飛び回っていて、何度見てもどこを見ても飽きないのです。
作家の稲垣足穂の作品からイメージを得たことが多いのか、足穂の本の装丁や挿絵を沢山描いています。

私は、中学生の時にパステルに出会って、現在イラストレーターになっている友達と一緒に遊んでいました。
高校生になってからも少しですがイラストを描くのが好きで、簡単な猫や植物の絵を描いていました。
元々絵を見るのが好きだったので、よく行く図書館でも画集などを借りていましたが、そこにあったのが前述の「パステル飾画」でした。
パステル画の入門書としての形を取っているのですが、まりの・るうにいさんの画集のようで、その絵に魅せられた私は夢中になりました。
ちょっと都会の画材屋さんに行って、イラストボードやパステルを買ってきて、まりのさんの彗星や月を真似してみたりして。
パステルもホルベインのセミハードを持っていたのですが、まりのさんの本にはゴンドラパステルがあって、その柔らかい色合いが素敵で欲しかったのですが、いかんせん高校生には高かったので、単色を買ってきたりして、いろいろ試して描きました。
大人になって、憧れのゴンドラパステルを買いましたが、勿体なくて使っていません(^^;)
イラストもずーっと描いていません。

今回、この個展に行って、懐かしい友達に会ったような気持ちです。
本当に行って良かったと思います。
屋根裏にあるパステルを引っ張り出してきましょうか?
私にはまだ想像力が残っているのでしょうか。
瑞々しい感性をいつまでも持ち続けていきたいと思います。










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昨日、7/28日日曜日、実家のママと水戸に行ってきました。
本題は、水戸芸術館ACM劇場のお芝居を観に行ったのです。
それで、せっかくなので、茨城県立近代美術館で「熊田千佳慕展」を見てきました。
お芝居のレポは順番から行くと午前中美術館、午後お芝居なので、後日にします。

さて、熊田千佳慕さんは、独特の細密画で虫や植物を描き、特にファーブル昆虫に基づく画集が素晴らしく、フランスのファーブル友の会から「日本のプチ・ファーブル」と言われた方です。
私は、20年ほど前から知ってはいたし、印刷された絵を見たこともあったのですが、原画展には中々足を運ぶことが出来ず、今回、是非見たいと思って、行きました。

もの凄く素晴らしかったです!!!
絵が上手いとかそういう問題ではなくて、虫たちの世界が生き生きと描かれているのです。
熊田さんは地面に這いつくばって虫の世界を観察し、虫の気持ちになって絵を描いたのです。
みんな苦手なあのGでさえ可愛いと言う素敵なおじいさん。
実際、モリチャバネGの絵もありました。確かに何となく可愛らしくて??
まあ、うちの息子達に言わせるとモリチャバネGは手で触れると言うことですが…。

それはおいといて…。
展覧会は4部構成で、第1部はファーブル、第2部は日本の昆虫、第3部植物、第4部絵本の原画となっていました。
植物、特に花の絵もとても美しかったのですが、やはり虫好きなのでしょう。あちこちにミツバチやチョウなどが散っていて、花も虫もリアルなので面白かったです。
そういえば、虫の絵も背景に必ず植物が描いてあるので、どちらもお好きだったのでしょうね。

第4部の絵本の絵がまた素晴らしかったです。
っていうか、やっぱり虫の絵。「みつばちマーヤ」が本当に素敵で…。はあ~~~(爆)
リアルなミツバチなんですけど、マーヤはリボンを付けてるし、教育係のおばさんミツバチや外で出会う虫たち(ハナムグリやハエ)がお花の帽子をかぶっていたりするのです。
もう、可愛くて可愛くて、心の中で身悶えしてしまいました(爆)
自分へのお土産に絵本を買ってしまったほどです。

でも、熊田さんはメルヘンチックな世界ばかり描いているのではありません。
ちゃんとトンボが他の虫を食べていたり、モズがバッタを加えていたりする所謂「食物連鎖」もきちんと描いているのです。
それは、小さい人達にごまかさず、本当のことを知って欲しいためだそうです。
昆虫の生態を描くとき、このことをしっかり踏まえて描いていらっしゃったのだそうです。
これはとても大切なことだと思います。
特に最近の子供達は自然と触れ合う機会が少なくなっていると思われますので、虫怖い!子供達が多いのではないでしょうか?
でも、熊田さんの目は虫たちを温かく見ていて、その本当の姿を克明に描き出してくれています。
こういう絵こそ、子供達に見て欲しいのです。
今回の展覧会では、子供の目線でも見られるように、一部の絵を展示する位置を低くしたり、解説を1枚1枚丁寧に、普通の展覧会より大きな字で描いてあったりと、展示に工夫がしてありました。これも、とても良いことだと思います。

我が家の息子達も、普段は「お母さん、絵を見て何が面白いの?」と聞くのですが、こういう絵なら面白いね、と絵本やチラシを見て言っていました。
ぜひ見せたかったです。
できれば、家族で夏休み中に見に行きたいところですが、ちょっと遠いですねえ。
熊田さんは横浜に縁のある方なので、ぜひ、今度県内で展覧会のあることを切に希望します。

なんか、興奮していて、ちょっと支離滅裂なレポですし、熱く語ってしまいました。
本当に見応えのある素晴らしい展覧会でした。
これを企画した茨城県近代美術館の学芸員さんに敬意を表して、今日は終わりにします。
はあ~~~、また見たい!!








7/15日、海の日、渋谷bunkamuraミュージアムに「レオ・レオニ 絵本のしごと」展に行って参りました。
またしてもSちゃんに付き合って貰いました(いつもありがとう♪)
平日に一人で行こうかと思っていたのですが、どうにも勢いが無く…。そんなとき一緒に行ってくれる友達がいるととても心強いのです。また、絵が好きな人だとグッと良いです。

レオ・レオニさんは絵本「フレデリック」、「スイミー」が有名だと思います。スイミーは最近の小学校の教科書にも載っているそうです。この2冊と「せかいいちおおきなおうち」の合わせて3冊が実家にあって、子供の頃買って貰ったのですが、私は大好きでした。
特にフレデリックはネズミが主人公なので、ツボにハマってしまい、何度も何度も繰り返し読んだ覚えがあります。

レオ・レオニさんは、オランダで生まれ、イタリアでグラフィック・デザイナーとして活躍後、戦争のためアメリカへ移住して絵本を描いたそうです。オランダはうさこちゃん(ミッフィーちゃん)の生みの親、ディック・ブルーナさんもいますので、実は絵本作家の国なんでしょうか。
ブルーナさんも独特の作風ですが、レオ・レオニさんもまた、とても面白い絵の描き方をしていました。
印刷された絵本ではわかりにくいそういう部分を原画ではとても興味深く見て取ることが出来ました。
水彩やコラージュ、油彩、マーブリングなど様々な技法で描かれていて、どの絵もとても温かく、ストーリーもしっかりしていて、絵本が子供のものだけでは無いことを実感しました。
レオ・レオニさんは「色の魔術師」と称されているそうです。
絵本原画の他にも油絵や彫刻などもあって、レオ・レオニさんの世界を堪能できました。

レオ・レオニさんの絵本は、のねずみや小魚、かたつむりなどの小さな主人公が自分らしく生きることをテーマにしています。
後期の読み語りでは「フレデリック」を取り上げようかと思っています。

 



新宿で開催されている「オディロン・ルドン展」に行ってきました。
ルドンは19世紀末のフランスの画家です。
写真で見るようにとても幻想的な作風で、私は小学生の頃から好きでした。
同じ頃活躍した、やはりフランスのギュスターブ・モローとツートップで好きです。
モローも同じく幻想的な絵が多いですが、キリスト教やギリシア神話に題材を取っています。
ルドンもそういうのがありますが、それ以外に悪夢に出てきそうな奇妙な生き物など、とても不思議な絵を沢山描いています。



上の写真は、不気味な絵の代表的なもので、木版画です。
この時代はルドンの「黒の時代」と呼ばれています。
「エドガー・ポーに」、「悪の華」などの作品集があります。

私は、今でもホラー小説など好きですが、子供の頃もお化けや不気味なものがこっそり好きな少女でした。
もちろん、怖いです。でも、その怖いのがたまらなくスリリングなのです。
でも、水木しげるの画集はページを触るのも怖かったのですが、ルドンは平気で、家にあった美術雑誌にあったルドンの絵を何回も何回も見ていました。

しかし、ルドンはこういう不気味な絵ばかりではありません。



パステルや油彩で、このように美しい絵もあります。
特に晩年は「色の爆発」と言われるように、色とりどりの花の絵や人物像を描いています。
この絵は、「目を閉じて」と言う題です。ポピーがとても綺麗で、好きな絵の1枚です。

今回、ルドンだけの展覧会でしたので(お師匠さんの絵も数点ありましたが)、今まで画集でした見たことのない絵が沢山来ていて、とても見応えがありました。
「エドガー・ポーに」や「目を閉じて」など、本物を見られてとても嬉しかったです。






「ねこのダヤン」というキャラクターがいるのですが、その誕生30年の記念原画展に行ってきました。
Sちゃん、Aちゃんと一緒でした。

ダヤンは、池田あきこさんの絵本の「わちふぃーるど」シリーズに出てくるのですが、元々池田さんは革製品の作家で、ダヤンも革の人形から始まったそうです。
わちふぃーるどは革製品のお店の名前でもあるのですが、ダヤンはキーケースやお財布、バッグなどに刻印されています。
他にもTシャツやレッスンバッグなどいろいろな商品にダヤンやわちふぃーるどの仲間たちが出演?しています。

私も最初にダヤンを知ったのは、革のキーケースを買ったときでした。
ちょっと目つきの悪い猫で、可愛いとはちょっと言い難い、でも、独特の魅力を持った猫の刻印に目を奪われました。

それから、絵本を友達に貰って、わちふぃーるどの世界にハマっていきました。

わちふぃーるどは、ダヤンの他にも猫やうさぎ、ワニといった動物たちがいて、みんな立って歩いて言葉を話します。
魔女や木の精など、不思議なものたちが沢山いる、不思議な世界なのです。
それを池田あきこさんは、一人で作り上げて、沢山の絵にしています。

それは、パステルと色鉛筆で描かれた、非常にファンタスティックで緻密な絵です。
絵本で観るのとはまた違う、原画ならではの質感が素晴らしかったです。

パステルと色鉛筆だけで、描いているとは思えないです。
普通、パステルや色鉛筆はソフトなタッチでほわんとした絵になるように思っていましたが、池田さんの絵は、確かにソフトではありますが、ぼんやりとはしていなくて、しっかりしているのです。
そして、影の使い方などがとても上手で、この色にこの色は合わせないのでは?という組み合わせも使って、カラフルな世界を紡ぎ出しています。

数点しかありませんでしたが、ペン画も素敵でした。
ペン画も緻密で、小さい絵ですが、凄く書き込んでありました。

でも、とにかく、どの絵を見てもダヤンたちが楽しそうでした(^^)

点数も多く、とても見応えのある展覧会でした。

誘ってくれたSちゃんに感謝です!





Sちゃんと上野の東京都美術館へ「エル・グレコ展」を観に行ってきました。
各国の美術館から集合した半世紀ぶりの回顧展とか。
53点もの油絵があり、それが全部エル・グレコで見応えたっぷりでした。

エル・グレコは、スペイン絵画で有名なので、私はスペイン人かと思っていましたが、出身はクレタ島なのでした。
そこから、イタリア、スペインと絵の修行の旅をし、結果スペインのトレドに永住したそうです。

美術の教科書等でみるエル・グレコは、青白い顔をしたキリストが天を仰いでいる…というイメージで、何処か暗いものを感じさせたのですが、実物は、遙かに美しく、荘厳なものでした。
原色も沢山使っていますが、華美ではなく美しいのです。
人物の表情も細やかに描かれています。
衣服の襞さえもリアルで、そこがまた絵画的に素晴らしいのです。

宗教画が多いので、マリアを除き、男性像がほとんどなのですが、唯一あった女性の肖像画がとても綺麗で、魅力的でした。

そして、一番の目玉であり、ラストを飾っていた「無原罪のお宿り」…。
もう、圧巻ですね。
3mもあるのですよ~~~!
本格的な祭壇画を見るのは初めてなので、感動しました。

とにかく、自分の中でエル・グレコの印象がぐっと変わりました。
もちろん、良い方へ。

機会があったら、もう一度行ってみたいと思います。


今日は、Sちゃんと埼玉県にある、丸木美術館に行ってきました。
「原爆の図」で有名な、丸木位里さん、俊さんご夫妻の絵を展示している美術館です。
当然、メインは「原爆の図」ですが、他にも位里さんの絵本の挿絵とか、俊さんの戦争の絵や、位里さんのご母堂スマさんの絵も展示してありました。

絵本の挿絵は位里さんは2冊しか描かなかったそうですが、その2冊とも私の知っている本でした。
でも、私は位里さんの作品とは知らずに読んでいて、今日、画家が位里さんだと知ったのです。
その本は、「赤神と黒神」、「ねずみじょうど」で、前者の方を今回は見てきました。

俊さんも絵本の挿絵を数冊描いていて、そのうち、「つつじのむすめ」、「おしらさま」は、やっぱり私が子供の頃に好きだった絵本でした。
他の絵本も知っている本で、なんだか嬉しいような、今まで知らずに損をしていたような気分になりました。

「原爆の図」は、圧巻でした。
一言では表すことのできない感動というか、感慨というか、そういうものを味わってきました。
迫力と悲しみと怒りが混じり合った大きな屏風絵…。
実は、白状すると、私にはちょっと怖いもの見たさのようなものがあったのです。
でも、それをすぐに反省しました。
そういうものではないのです。
感動という言葉が安売りされている今日この頃ですが、久しぶりに大きなそういうものに出会った気がします。
泣きたいような、怖いような、でも、見つめなければいけない現実というか。
う~ん、言葉で表すのは難しいです。

一方、スマさんの絵には癒されました。
天衣無縫というか、美しい色彩で身近なものを描いているのですが、その暖かさが心地よいものでした。

とにかく、今日は充実した1日でした。
Sちゃんに感謝です(^^)

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連れ合いと男の子2人と猫娘の5人?家族です。
クラシックとロックが好き。
ファンタジーとホラーが好き。
あと、節操無しにいろいろ興味有りです。
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